みやざき 女性の活躍推進会議

代表挨拶MESSAGE

地域・企業一体となって、
いきいきと活躍できる社会を目指して!

 地元宮崎では、少子高齢化に伴う人口減少や、企業の後継者不在による休廃業の増加という大きな課題を抱えて、地元企業の経営環境は厳しさを増してきております。これからの地域経済の成長には、女性の活躍が不可欠であります。
「みやざき女性の活躍推進会議」は、女性が多様な働き方を実現できる環境づくりを進め、以下の3つの姿を目指しています。

(1)妊娠・出産、育児、介護等で離職することなく働き続けることができる環境
(2)女性の能力開発や管理職登用など、その能力が十分に発揮できる環境
(3)再就職において、自分の意欲と能力を十分に活かして働くことができる環境

 企業にとって、女性が出産・育児をしながら継続的に働ける職場環境を作ることは優秀な人材確保が図られ、一人ひとりの個性や能力、感性を活かした多様な人材の活用は新たなマーケットの創出や新たな企業の価値の向上につながるなど大きなメリットがあります。
 女性活躍推進は、短期的にはいろいろな負担があることも承知していますが、長期的に企業、そして地域が発展し、持続的に成長していくためには、これは乗り越えなければならない課題だと認識しています。
 今後、「みやざき女性の活躍推進会議」参加企業のみなさまと様々な問題や課題を洗い出し、情報の共有のみならず解決に向けた講演会や研修等を行いながら、女性も男性もその能力、個性を十分に発揮し、ともにいきいきと働くことができる活力ある宮崎、社会を目指していきましょう。

株式会社宮崎銀行 取締役会長 平野 亘也

私は宮崎だからできることを大切にしたい。
まずは自分たちの抱える問題点について
「気づくこと」「知ること」から。

 女性の活躍推進に向けての取り組みが全国でも加速してきました。「女性も男性もいきいきと働きともに活躍する」ために取り組むべきことは数多くあると思いますが、私は宮崎だからできることを大切にしたいと思っています。
 他県の取り組みを参考にすることは大切ですが、実は抱えている問題はその地方地方で少し違っているように思います。宮崎の場合はやはり人口減少、高齢化、若者の都会への流出などが主な問題点です。そしてそのために起こっている人手不足は企業にとっても宮崎県全体にとっても深刻です。この山積する問題を解決する鍵を握っているのが女性なんです。私は下記の3つの点が重要だと思っています。

(1)女性の意識改革
(2)各企業や団体自らによる職場環境改善
(3)女性も男性も安心して働ける宮崎にするための行政からのサポートの充実

 この中で最も大切なことは(1)女性の意識改革です。一番変わらなくてはならないのは女性自身です。職場環境が悪いから働き続けられない、というのであれば女性が声をあげてそれを変えていけばいいのです。行政に対しても、こんなサービスが欲しい、こうしてほしいんだ、ああしてほしいんだ、と皆で声を上げることが大切です。女性の素晴らしい特性の一つが「順応性」です。どんな環境にも適応してうまくやっていくことのできる特性。ただ、だからといって泣き寝入りをしたり、我慢をしなくてもいいんです。正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると声に出すことが明日を変えるための第一歩です。一人では、または一企業では難しいこともあるかもしれません。だからこそ企業や団体、そして行政が横で繋がっていくことが必要です。隣の会社でできたことがうちの会社でできないはずがない、そんな小さな想いが世の中を変えることもあるのです。
 今後は企画委員会が中心となり「参加型」のセミナーや勉強会などを企画していきます。まずは自分たちの抱える問題点について「気づくこと」「知ること」からだと思います。そしてそれをどう解決していけばいいのかみんなで「考え」自社に持ち帰り「実践」する。
新しいことにチャレンジする時には強い気持ちが必要です。その強い気持ちを「みやざき女性の活躍推進会議」でチャージしていただけるよう、平野共同代表ともども頑張ってまいりたいと思います。

KIGURUMI.BIZ株式会社 代表取締役 加納 ひろみ