女性も男性もいきいきと働き、ともに活躍する活力ある宮崎の実現を目指して

CASE

DATA

特定非営利活動法人カラザ

業種
医療・福祉
所在地
〒886-0007 宮崎県小林市真方116番地5
創業年
2015年
従業員数
計25名(2026年時点)
HP
https://karaza.jp/
特定非営利活動法人カラザ

INITIATIVES

支え合う職場文化が支える女性の活躍と定着

2015年に法人を設立し、児童発達支援事業、放課後等デイサービス事業、保育所等訪問支援事業を運営しています。設立当初はスタッフ5名でスタートしましたが、現在では6事業所を展開し、スタッフ数は約30名にまで増加しました。現在、スタッフの約8割を女性が占めており、多くが子育てや家庭と仕事を両立しながら活躍しています。 毎月開催している管理者会議や、年2回実施している職員面談を通じて、職員からの要望やライフステージに応じた課題を丁寧に把握し、その都度、制度や働き方の見直しを行ってきました。 その結果、労働時間の削減や時短勤務制度の導入、子の看護休暇・介護休暇の有給化、通院や子どもの行事参加のための遅刻・外出・早退の柔軟な運用など、女性が無理なく働き続けられる環境が整備されています。これにより、妊娠・出産・育児といったライフイベントを経ても、キャリアを中断することなく働ける体制を構築しています。 また、子育てや家庭の事情で時間的制約がある場合でも、能力や意欲に応じてキャリアアップを目指すことができ、実際に女性管理職として事業所運営に携わり、活躍している職員も多数在籍しています。性別や働き方に関わらず、一人ひとりの強みを活かせる人材育成と評価を行っています。 業務以外においても、サークル活動の実施や、休日に遊具のある園庭を開放するなど、スタッフ同士が交流しやすい環境づくりに取り組んでいます。こうした取り組みにより、女性職員が互いに相談しやすい環境が形成され、急な休みが必要な場合でも「お互い様」という意識のもとで協力し合える職場となっています。 これらの取り組みの結果、女性職員の定着率向上や離職率の低下につながっており、女性が安心して働き続け、自身のキャリアを築いていける職場環境が実現できていると考えています。

支え合う職場文化が支える女性の活躍と定着

THOUGHTS

 福祉サービス業界に対し「楽な仕事」をイメージされる方も多いかもしれませんが、実際はとても業務量が多く、支援(サービス)の他にも多くの書類作成を求められます。そのような中、他産業との賃金格差(平均月収で10万近い差)も大きく「業務量と賃金が見合わない」と不満を持たれて働かれる方も多く、その為「なり手不足」であったり「高離職率」の業界でもあります。障害福祉サービスの報酬や利用人数の定員、人員配置基準などあり、企業努力だけでは賃金改善の難しい業種です。しかし、職員にとって「働きやすい・風通しの良い職場環境作り」は経営者の思いや努力で改善したり、構築していくことが出来ると思っています。
 理由ははっきりと分かりませんが、福祉業界は女性職員が多い傾向にあります。その為、働きやすい職場環境も女性よりの内容になったり、女性に活躍してもらうことは当たり前に感じているので「女性にとって働きやすい職場作り」や「女性が活躍出来る職場作り」を、特別意識して取り組んできたつもりもなく、男性職員も含めた全職員にとって公平・公正な規定や活躍の機会を用意してきました。
 女性は「出産」という、男性にはない役割を備えています。「育児」こそ対等に行うことが出来ますが、出産だけは女性にしか成しえません。そんな偉大な役割を担う女性方が、それを理由にキャリアップを諦めざるを得ないといったことがあってはなりません。
 人にはそれぞれ「役割」があります。男女での役割の違い、女性同士(既に子育てを終えた女性、子育て真っ只中の女性、これから出産予定の女性など)の役割の違いを、互いに理解し尊重し合えるような雰囲気作りを常に心掛けています。

代表理事上畠秀一